平成23年東日本大震災前の大洗での禊行法 冬至禊行法 二見浦浜

 当会では、毎年欠かさずに12月23日の天皇誕生日に一年間の罪穢れの祓いを込めて、伊勢二見浦にて禊行法を行っています。浜で1巻、海の中で1巻ずつ大祓詞を奏上して心身の祓いを行います。 
 天皇誕生日に行うのも、陛下の万歳と皇室の弥栄、国家の隆昌と安泰を祈願するものです。同じく、戦後この日に東条英機以下6名の人達が戦争戦犯として処刑された日です。処刑された後、その亡骸は遺族に戻されることなく東京湾にまき散らされました。私達はその慰霊の意味も込めて行っています。
 当日23日午前6時30分に禊行法を行いました。朝とは言っても日の出前ですからまだ薄暗い時間帯です。西の空には十七夜の月が神々しく輝いています。天気予報でも言っているように寒波襲来ですので風が強く、幣串に刺した紙垂は強風で破れ飛んでいきます。浜へ打ち寄せる波は白浪です。頭から波をかぶり、波で身体が倒されたりしましたが、参加者全員心身を清め、その後に伊勢神宮を参拝しました。
 本来、伊勢神宮参拝される方は浜参宮、浜おろしと言って、二見浦で禊をしてから参拝するものです。江戸時代、伊勢参宮される人たちは二見浦などの海浜へ行き、足を海水につけたり、潮風を受けることによって、禊祓いをしてから参拝しました。霊山に上る時も同じです。一の瀬、二の瀬という地名はその場所を表しています。その沐浴する川が斎川(ゆかわ)と言います。
 禊行法を寒い冷たいと思われる方がおられると思いますが、そのために振魂、鳥船行法を行うのです。浜風に当たるだけでも、その後の伊勢神宮参拝がこれまでの参拝とは違ったものに覚えられると思います。私達も、毎年清々しくさわやかな気持ちで参拝しています。
 この禊行法は罪穢れを払うものとして浸透していますが、実は古代療法としての水治療法でもあるわけです。内臓器官並びに精神療法、うつ病に良いとされています。冷え性の人にも良いかもしれませんが、頭から冷え性でだめですよと言われる方が多いです。逆療法を使うことによって体の仕組みが変わるかも知れません。

来年、参加されたい方はご連絡下さい。4月ぐらいに大洗磯前神社の海で禊行法する予定です。

 

 神社奉仕の私が古医道の研究をするようになったのは、今は亡き大阪医科大学学長、名誉教授の山中太木先生の出会いからです。30年前、先生から「医療と神事」について尋ねられ、神職としての立場から「古医道」を研究して貰いたい旨を依頼されましたのがきっかけでした。現代の科学で発見されたようなことが、すでに古代社会において神事、祭祀の中に組み込まれていることを指摘されたのです。科学医療誕生以前は、すべてが神任せです。雨が降るのも風が吹くのも、ましてや病気となると悪霊、もしくは神の怒り、神の祟りとして考えられていました。それも、つい最近までの出来事です。やがて、人々は神話について“なぜ”と言う問いかけをもつようになりました。神話だけに留まらなかったのです。人間自らを見直さそうとする学問が生まれました。ギリシャ哲学、自然哲学の誕生です。哲学は物理学、自然科学を生むきっかけとなり、やがて、科学医療として発展していきます。
 科学医療は近代医学の礎として目覚しく発展していきます。然し、その当時から言われていた言葉である「治癒は神によるもの」と言う考え方は近世まで語り継がれてきました。現代でも十分に通用する言葉です。
このように今も昔も只管、祈りをあげるのです。そこから医学の「毉」「醫」の漢字が生まれます。巫女が神がかかって神託により病気を治癒したり、薬法による施術を行ったことから生まれた漢字です。
それでは、その「神」とはどういうものなのでしょうか。「神」は“かしこむもの”であって霊威の優れたものを「神」と崇めてきました。「神は上なり」(新井白石)「神はカビ、カは指示語。ビは霊妙なるもの」(平田篤胤)「カシコキ物はカミと見なされる」(本居宣長)とあるように、いつしか日本人の心の中にその神格をかしこんだ言葉として生まれたのです。
 当会では崇める神の存在、神の神格よりも、その神の働きを解明していかなければなりません。医療に神の持つ神の働きが重要だからです。何故ならば、「神」をよりよく掘り下げて解明していくためには、古代の人々が「神」とどのような形で接してきたかを学ばなければなりません。崇める神の存在ばかりでなく、唯物的神観念でもなく、神の働きが実際に活動して貰わなければなりません。
そこで当会では、神の働きを「カ」「ミ」であらわしています。「ミ」の働きです。そこから「ムスビ」として活用されていきます。産霊の神の働きとなります。人間の一生は全てが「ムスビ」です。そこから、当会では「ムスビ学理論」を提唱しています。  

 

冷え性の人は足の裏の湧泉を、拳でグルグル回しながらこすってみて下さい。足裏が温まってくると思います。又、下腹部に手を置いて呼吸法を行ってみて下さい。息と合わせてやることです。
{鼻水}鼻水を紙でかんでからやって下さい。小鼻の上に指を置いて、鼻のみでのスッスッスッと音の出る鼻呼吸を行います。それから掌で鼻を温めてください。又は、小鼻の横に指を置いてこすってみて下さい。
{鼻詰まり}首の後ろの天柱を拳で押してみて下さい。
{風邪による頭痛}こめかみから目尻にかけた少しくぼんだ所を軽く押す。
{寒気}風ひく前の症状。首の後ろの付け根を、手でもむか温める。ドライヤーで温めたが効果的。
{咳}二本指でのどを挟み、のどをマッサージしてやる。ゆっくりフーと息を出す。 外から帰ったら、先ずうがいすること。うがい水はお茶、塩水がよいとされています。
{のどいた} ・梅干し茶に黒砂糖、しょうが入れてを飲む。・焼いた黒焼きの梅干しを食べる。・大根をサイコロに切って、水飴か蜂蜜につけて2日ぐらいたってから、お湯に溶かして飲む。・ねぎの白い部分を焼いてのどに布で巻く。

{寒気}・卵酒、ショウガ湯、葛湯、カリン酒、みかんの皮の煎じ薬、柿の葉茶等がある。

 

[ ハマグリは薬神 ]
 楽古舎がある三重県桑名市は蛤生産の産地です。伊勢湾に流れ込む揖斐川の川口は良質の美味しい蛤を生産します。昔より伊勢参宮される方が最初に伊勢路に足をとどめるのが桑名です。その時、早速食したのが蛤であったかもしれません。蛤を松葉で焼いて客を呼びこんだそうです。そのような人によって愛されてきたのが桑名の蛤です。「その手は食わぬ桑名の焼き蛤」「桑名の殿さん時雨で茶づけ」で有名です。

 ところで、そのハマグリですが、蛤に神名がついているのは御存じでしたか?蛤についた神名は蛤貝媛神(うむぎがいひめのかみ)といいます。出雲神話に出てきます。

 神代の昔、大国主命が多くの神様と共に一緒に連れ添って、因幡国にいるハ上媛を求婚しに行くのですが、多くの兄弟の八十神たちに意地悪をされて瀕死の大やけどを負います。その時に、神様がおられる高天原からやけどの神様として使わされたのが、蛤(蛤貝媛神)と赤貝(さき貝媛神)でした。

 貝の汁と母乳(人乳)を混ぜてやけどに塗る古代治療です。蛤の分泌液はやけど、眼病の治療薬です。

 昔から蛤は利尿効果があると共に、口渇きを取り、二日酔いに良いとされています。胃腸が悪い時も効果があるようです。蛤の汁はスタミナ強化にも良く、夏バテにも良いそうですよ。又、痔にも良いそうですが、私は試したこともありませんので何とも言えません。

 蛤の分泌液と言えば、蜃気楼とも関係があります。中国の言い伝えですが、蜃気楼の蜃とは大きな蛤の事です。そのハマグリが海中で分泌液を出すことにより、蜃気楼ができると説話があります。

 伊勢湾は、その昔蜃気楼がよく出る場所として有名でした。特に四日市などは名所図絵に描かれています。伊勢湾の蛤が頑張っているのです。

 以上の事から、蛤は外科、膏薬の神様とされてきました。お年を召された方は思いだされと思いますが、昔、膏薬は蛤の貝殻に入っていたでしょう。

 

 第一に目・腕・手の使いすぎがあります。そこに頑張りすぎたり気を張りすぎたり、精神的な不安や緊張が重なって、「肩こり」という症状となって表れます。まさに、心の乱れが引き起こしていることがお分かりでしょう。もちろん、胃腸障害などの病気が原因のものもあります。このような場合は安易に考えない方が良いでしょう。

 肩こりは血行不良!体が酸素を欲しがっている!

 肩がこっているとき肩を触れば、堅く張っていて痛いですね。すなわち筋肉がこわばっている状態です。それは、血行不良から起こる状態です。血液循環が悪くなって、老廃物が蓄積されたのです。もうおわかりですね!血液の流れを良くしてやることです。血液は酸素を体中に送っています。この酸素は体内の二酸化炭素を排出するために使われ「息」の中に放出しています。人間は「息」をすることで体内の老廃物を放出し、放出するための酸素を体内に取り込んでいるわけです。「息」の大切さがお分かり頂けたと思います。

 体を緊張させない「気の持ち方」

 「気」は決して超現象的なものではない。「心構え」「意欲」という言い方が分かりやすいでしょう。情緒の過激な変化は、怒りや落ち込みや常道をはずれた言動として表れるでしょう。この状態を私は「病気は心の故障」と言っているわけです。体を動かし心の緊張をほぐし、正しい呼吸で酸素を体に送り込むことこそ病気にならない体作りと言えるでしょう。

息を胸一杯に吸い込みます。この時自然に肩が上がるのが分かるはずです。この自然の動きをもっと効果的にするため、息を吸うのと合わせて手のひらを外に向けて腕全体を外側に回します。
息を吐くときは、腕を内側に回しながら、ゆっくりとしかも意識的に体の息をすべて吐き出すようにします。
     ※①②を10回ほど行います。けっこうな運動量になります。
次に、息を吸うとき肩を引き上げてストンと落とします。この時は息を一気に吐き出すようにします。3回くらい行います。
 
ここまでの呼吸で体には十分に酸素が送り込まれている状態になっています。次はこの酸素が老廃物を体外に放出するための働きを増進させる運動です。
両手を首の後ろに回して、右手で左手に手首を握り引きます。右肩の筋肉は縮められて二の腕内側の筋肉は伸ばされます。3回くらい行います。
次に手のひらを上に向け両手を前に伸ばし、肘をL字(直角)に曲げて後ろに引き上げます。左右3回くらい行います。
最後にこっている肩を5秒くらい強くつかみます。静かに首を回して終了!